現物の書籍やドキュメントを、スキャナなどで読み込み、自分でデジタル化することを「自炊」という。
ネット上には、ノウハウを説明したサイトがやまほどあるので、「自炊」と「書籍」で検索すれば直ぐ見つかります。
- 電子書籍「自炊」完全マニュアル – IT Media
- 「ScanSnap」で今こそ自炊マイスターとなれッ!! – ASCII.jp
- 自炊 (電子書籍) – wikipedia
サッカークラブの応援サイトであるコンサデコンサのサイトを運営する上で、資料は結構大事。毎年のガイドブック、Jリーグのガイドブックにイヤーブック。パンフレット、新聞の切り抜き、ちらし、etc。最初の頃はまだ良かったが、年を経てくると、この量が半端なくなってきて、保管に悩むようになった。で、管理人は、数年前からこれらの資料を自炊している。(これらの資料で必要なのは、ほとんど中身の情報なので)
さて、この自炊を行う人には、本を残す派と、本は処分してもかまわない派に分かれる。
【二大派閥】
- 実物の本より、電子化してタブレットなどの端末で読んだ方がいろいろ便利だ。→自炊して書籍をデジタル化、非破壊的な方法でスキャンし本は残したい。
- 部屋に本をしまっておくスペースがなくなったので整理したい。でも処分してしまうと、本の中身が読めなくなるのでいやだ。→自炊して書籍をデジタル化、本は処分。
もちろん、(2)が出来るようになったのは、(1)のようにiPadなどのデジタル端末が充実してきて実物の本がなくても不都合がなくなってきたような環境が整ってきたからでもある。
現在の自炊の主流は(2)で、スキャンするのにドキュメントスキャナを使う方法がメインなので、本は背表紙の所で切り離し、スキャン後は廃棄するしかなくなる。この(2)の方法が主流なのは、自炊をする上で必須の三種の神器(手頃な裁断機、手頃なドキュメントスキャナ、手頃なリーダー端末)が、現在市場に一般の人の手の届く価格帯に存在していることもあげられる。
(1)に関しては、カメラで撮影したりやフラットヘッドスキャナで読み込む方法があるものの、手作業では読み取りに手間がかかりすぎる点がネックとなっている。書籍自動めくり機とカメラの組み合わせのシステムは存在するものの、現在開発中のレベルで有り、とても一般の人が手を出せる価格にはこなれていない。
意見はいろいろあるとは思うが、現在の市場の主流は下記のセット。
- 裁断機:プラス 裁断機PK-513L(最近、別モデルもでた)
- ドキュメントスキャナ:Fujitsu ScanSnap S1500(windows用とは別にMac用あり)
- リーダー:アップル iPad
実際には、それぞれに長短あるので、自分に合った組み合わせを揃えればいいのだが、管理人は一応上記の組み合わせで使用している。