自分のメイン機はAppleの MacPro mid2010。
これを2台のマルチモニタで使っているのでが、真ん中に仕切りができてしまうので、最近出ているultra wideモニタに繋げたい。
MacPro mid2010のグラフィックカードは純正のATI Radeon HD 5770。これの解像度は、デジタル解像度で2560×1600ピクセル。
ultra wideモニタの3440×1440の解像度に及ばない。最新の黒いゴミ箱型のMac pro(2013)に変えれば繋げられるようだが、今のマシンでも速度的に問題ないので、高い金を出して買い換える程のことでもない。そこで、純正ではないのだが、グラフィックカードを交換することにした。
ネット上をぶらぶらして、NVIDIA GeForce GTX750Ti のカードに決めた。専用のドライバをインストールしなくてはいけない点は、満足していないが、値段は1万円ちょっと。最新ではないが、4Kモニタまで対応しているので、これで充分。ネット上に稼働実績の記事が多いのも心強い。
ビデオカードの中には、専用ドライバをインストールしなくても動くものもいくつか報告されていたが、amazonでの値段が安かったので、GTX750Ti のカードにした。
買ったのは、玄人志向 GF-GTX750Ti-LE2GHD [PCIExp 2GB]
繋げたモニタは、
LG ディスプレイモニタ 34インチ/曲面 Ultra Wide 34UC88-B
最初、HDMIのケーブルが、カードの刺さっているスロットのスリット部分に少し邪魔されて、奥まで刺さらなかったので、モニタがブラックなまま。
ちょっと焦ったが、HDMIの端子の部分をちょっとズラして差し込むと表示された。
写真のようにHDMIの端子がセンターから少しずれているので、カードスロットのスリットと干渉して、HDMIのケーブルが奥までしっかり刺さらないことがある。
現在、ちゃんと3440×1440の解像度で表示されている。HDMIケーブルで接続しているが、音声もちゃんとでている(モニタにスピカーが内蔵されている)。
専用のドライバが必要な点は、OSXのアップデートの際、問題になるだろうが、現在は快適である。
MacPro mid2010は、次期OSのmacOS Sierra(10.12)には、対応するようなので、もうしばらくは延命できそうである。
【方法】
- MAC: MacPro mid2010
- OS: OSX El Capitan 10.11.6
グラフィックカードを交換する前に、NVIDIA GeForce GTX750Tiのドライバをインストール。実はMac用のGTX750Tiの専用のドライバはなく、これで動くと報告されているドライバで対応。MacProを再起動。
特に問題なく動くことを確認して、MacProをシャットダウン。
MacProのパネルを外して、グラフィックカードを装着。スロットにスペースがあったので、ATI Radeon HD 5770はさしたまま(既存のモニタもこちらに繋げたまま)、GTX750Ti カードを空きスロットに差した。このカードは補助電源ナシで使えるので、スロットにさすだけ。
MacProを起動。特に問題なく動くことを確認して、MacProをシャットダウン。
既存のモニタをはずして、ultrawideモニタをGTX750Ti カードとHDMIケーブルで接続。
MacProを起動。ちゃんと表示されることを確認。
終了。
【追記:注意】
MacOSがアップデートしたりする際は、アップデート後に、そのOSに対応した新しいNVIDIAのドライバをインストールする(あるいはアップデートする)ことになる。この間、ビデオカードに接続したultrawideモニタには何も表示されなくなるため、モニタを見ながら、NVIDIAのドライバをインストールといったことができなくなる。
NVIDIAのドライバは、MacOSのマイナーアップデートごとに細かくアップデートされる。最新のものを使用する必要あり。
なので、アップデート時の作業のために、MacProの従来のビデオカード(あるいは専用ドライバのいらないビデオカード)と、それに繋げて表示できるモニタはキープしておく必要がある。
ネット越しにmacproを操作して、仮想画面からNVIDIAのドライバをインストールするこもできるようだが、その場合は、もう一台マック(ノートブックとか)が必要。
NVIDIA GeForce GTX750Tiは、壊れてしまったのと、販売が終了しましたので、新しいグラボを導入しました。
2017年5月13日:MacPro mid2010のグラボの交換
http://www.consadeconsa.net/20170513-195225/