エックスサーバーの「新サーバー簡単移行」を適用してみた

コンサデコンサのサイトは、エックスサーバーのホスティングサービスを利用している。

そのエックスサーバーが、古いサーバーの利用者向けに機能の向上した新サーバーへの移行を簡単にできる「新サーバー簡単移行」サービスを提供している。

新サーバー上での性能面での向上は以下の通り。

・最新CPUへの変更によるCPU性能の大幅な向上
・最新I/Oデバイスへの変更によるI/O性能の大幅な向上
・最大12倍(16GB→192GB)となる搭載メモリの大幅増強
・カーネルやファイルシステムなどの基盤システムの高速化

CPUやメモリのハード面のグレードアップに加え、PHPやSQLのソフト面も新しいバージョンに変更になる。すなわち、速く快適になるということ。利用しない手はないわけだが、心配な点はPHPやSQLのバージョン。

新しいサーバーでは、最新のPHP7とMySQL5.7になる。PHPは以前、7.0にアップデートしているので心配ないが、現在使用しているMySQLのバージョンは5.5。


「新サーバー簡単移行」の利用は、はっきりいって簡単。エックスサーバーのサイトに掲載されているマニュアルに従うだけ。

作業の進行状況が登録してあるメールに送られてくる。

サーバーへのデータのコピー作業などは、自分の場合2時間ほどで終了。

このサービスの良い点は、コピー作業が終わってもまだ一般には公開されないということ。DNSは旧サーバーを指しており、アクセスしてくる人は新サーバーの方へは行けない。

動作確認のために、まずサイト運営者が新サーバー側のサイトを問題ないか確認して、最後に『サーバー切り替え』ボタンを押して作業が完了する。
サイト運営者が新サーバーを確認するために、自分のブラウザの載っているパソコンのDNS情報をカスタマイズできるhostsファイルを加工する。

ここで、はたと困ったのが、自分が今見ているサイトが旧サーバーのサイトか新サーバーのサイトかが、ブラウザ上からWordpressで見ると区別が付かないこと。コピーしたので、全くそっくりなので。

そこで、Wordpressの載っているサーバーの情報を表示してくれるプラグインをインストール。

コンサデコンサでは、旧サーバーではMySQLが5.5、新サーバーでは、これが5.7になっているはずなので、これで今見ているサイトがどちらのサーバーに載っているかを確認することができた。

新サーバーのサイトがちゃんと表示されていることを確認後、『サーバー切り替え』ボタンを押して一連の作業が終了。ネット上のDNS情報が24時間くらいかけて書き換えられるはずなので、それをもって完了となる。

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