[ここ「ラボ」ができる前(2000年頃)、メモ代わりに運用していた「電気仕掛けの箱庭」の記事を移転・一部現在にあわせて改変。]
96年新春、ついにサッカーのコンサドーレ札幌(当時は、まだ東芝FCでしたが)のホームページがデビューします。デビューしたのは、1/21ですが、この年の正月はホームページ制作にかかりっきりでした。
コンサ的には、このページを作ったきっかけは、“一人でもコンサのサポーターが増えますように”という願いを込めてとか、情報の入らない道外の人に向けて札幌のコンサはこんなに頑張ってますよ、といったメッセージ的意味合いを込めてと、コンサページの『作者の独り言』ページで説明していますが、実は、技術的な視点から、もう一つ大きな理由があったのでした。それは、95年年末にカラーの表示できるマシンを購入したこと。それまでもパソコンはもっていて、ネットにアクセスしていたのですが、自前のマシンはモノクロマシン(それもグレースケールではなくて、白黒2色のみ)。濃い色系の背景を使ったホームページでは、文字がつぶれて読めやしない(^^)。主に、メールやパソコン通信など、テキスト主体のサービスを利用していました。そんな個人的環境のもと、ついに我が家にもカラーマシンがやってきた。当時、自分にとっては一大出費だったわけですが、せっかく手に入れたカラーマシン、せっかくだからこれを使ってなんかできないか、と思案したところ、“そうだホームページを作ろう”という案配になったわけです。カラーの年賀状をパソコンで作るという案も候補にあったんですが、それはボツ(年賀状作っていたら、今のコンサ・デ・コンサページはなかったかも)。ホームページを作ると決めたら、次に何のページを作るかと言うことになりますが、そこで、『作者の独り言』ページで説明しているような理由で、コンサの応援ページになったわけです。
今では、でっかいページになった『コンサ・デ・コンサ』ページですが、デビューページは、それはそれは小さなもの。中身も、簡単なニュース、試合結果、順位表ぐらいで、ページの規模も10ページくらい。一枚のフロッピーディスクに余裕で収まってしまう大きさでした。
こんな小さなページでしたが、ページ制作は初めてということもあって、作るときは四苦八苦。とりわけ画像ファイルの取扱はよくわからず、いろいろ頑張ってもなかなかファイルサイズが小さくならない。当時はネットの回線が細かったから、画像ファイルのサイズが50KBを越えるなんてのは、狂気の沙汰。画像が表示されるまでに数分かかることもあり、とにかく小さく軽く、というのが合い言葉でした。
今でも初めて作る人達は同じ様な経験をするのだろうけど、今と違うのは、ホームページの制作マニュアル本なんて本屋には無かったこと。友人でページを持っている人なんてのも一人もいなかったから、頼りになるのは、他の人が作ったホームページのみ。ホームページの作り方の載っているホームページを見ながら、そしてソースコードを見ながら、とにかく試行錯誤。ブラウザソフトで表示したときに、ちゃんと見えていればOKというスタンスで作ったから、今見ると、HTMLのタグのめちゃくちゃなこと。それでも、年末、正月かけて何とか形にして、やっとこさデビュー。
当然ながら、しばらくは誰もアクセスせず、アクセスするのは友人のみ。一日、数回アクセスがあるかどうか。それでも、ゆっくりとでしたが、順調に大きくなっていきます。その後のページの展開は、コンサデコンサの『更新履歴』のページで見ることが出来ます。